プライム銀座クリニック

　プライムサーキット埋没法　目頭切開（プライムオリジナル）の症例を紹介します。

　術前は、しっかりとした蒙古ひだがあって、まぶたは重い印象です。眼瞼の下垂も少しあって、まつ毛の生え際も少し皮膚で隠れ気味で、、、と考えると切開法の下垂修正がベターではあるのですが、埋没法のシュミレーションの感じはまずまずの印象で、上記のことも含めて説明をしました。そして最終的には、術後の感じをみてやっぱり必要と感じたら切開法を検討すると言っていただいて、埋没法と目頭の切開を行いました。大きな手術で大きな変化を望む方ではありませんでしたので、目頭の切開の術式についてもそういう意図も酌んで、傷あとの控えめなプライム銀座クリニックのオリジナル手術を行ないました。

　術後経過を見てみます。例によって自撮りの写真はレンズが近いせいで目や鼻などのパーツが大きく表現されますのでやや印象が異なります。腫れ感のみ参考にしてください。

  術直後です。術直後は自分でいうのもあれですがまあ腫れが少なく仕上がったと思います。

　３日後（自撮り）です。左目で術後出血があったようです。それもあって通常の経過程度に腫れているためさらにやや下垂気味に見えますが、これは出血したため腫れているだけなのでまだ心配する必要はありません。右目は出血もなく、理想的に経過しました。

　６日後、抜糸直後です。腫れはかなりの程度治まっていて、翌日からメイクをすれば問題ないと感じるレベルだと思います。ただ正直に申し上げると、術後は下垂がすこし強調された印象があって、抜糸直後のこの写真撮影のときくらいまでは、やっぱりちょっと切らない眼瞼下垂修正くらいは案内したほうがよかったかな、とも感じました。

　１０日後（自撮り）です。大きな腫れは引いた様子で、左右差も解消しました。やっぱり切らない下垂修正もしっかり案内しておくべきだったかどうか、内心でもやもや感じていました。

　冒頭の比較にある１５日目です。ここではじめて、下垂修正しなくても大丈夫だったなと思いました。この経過のように、術前にシュミレーションした状態の印象に落ち着いてくるまでに結構長くかかる場合もありますし、この症例は結論として下垂修正は必要なかった（と私は思いますが、感想は人によって違うと思います）ですが、術後しばらく経って結果的に下垂の修正もした方がよかった、と思うような状態になる場合もあります。

　こういった判断には完璧に客観的な線引きはできません。１００人いたら、８０人はよいと思うが、２０人が追加手術が必要と思うようなケースを本人が成功と思うか失敗と思うか、じゃあ何人がよいと思ったら成功なのかという、客観性の限界という問題でもあります。

　でもとにかく、今回は術者としては途中ドキドキしていましたが、おちついてよかったです。モニターのご協力ありがとうございました。