プライム銀座クリニック

６点サーキット埋没法・目の上の脂肪とりのモニター症例の紹介をします。比較は術前と術後12日目です。

男性はフィギュアの羽生結弦選手などを始め、一重まぶたでも黒目がしっかり出て眼光鋭い印象の方は多く、女性ほど二重まぶたにこだわることはありませんが、この方とお会いした時にはお世辞にも眼光の輝きが感じられませんでした。相談内容は、とにかく目の印象を改善する手術をしたいということでした。

診察の結果、ご提案したのは二重まぶたの埋没法、でした。本人はもっと過激な手術を想定しておられたようで、「それだけ！？」とかなり驚いていらっしゃいましたが、入念な診察と厳密なシュミレーションで、６点サーキット埋没法が最適で負担が少ないと判断しました。実際にもともと眼瞼は少ししか下垂していなくて、眼瞼皮膚のみ前に垂れ下がるタイプのまぶたで、眼輪筋も厚みは普通程度に感じられました。切開をする必要も大幅に下垂修正する必要もなかったので、二重埋没法の手術をお勧めしました。結果的には外側のラインをより長くする目的で脂肪とりだけ追加で行い、上の術後のような結果になりました。

参考に術後経過を示します。

これが術直後です。麻酔で腫れたまぶたは硬さがあるためラインがカクカクしやすいですが、腫れが引くとこの感じは落ち着きます。

３日目です。通常翌朝がいちばん腫れて、夕方少し治まる雰囲気で、その次の朝も少し腫れて、みたいな経過をたどって腫れは引いていきます。３日目の朝がこれくらい腫れているのは想定内です。ですがこの時点でも周囲の方がすごく祝福してくれる感じがあったそうです。反響は大きく、お知り合いという女性からの問い合わせが多かったです。

５日目です。若干下垂があるように見えるのは、カメラの位置がわずかに低かったせいでしょうか。

７日目です。徐々に腫れが引いてきたのがわかります。

最初の比較に示した１２日目です。

閉眼するとこのような感じです。傷跡も違和感は少なくきれいになりそうでよかったです。

　この方は、術前に想像して覚悟もしていた過激な手術がなくなっただけでなく、周囲の評判もよいと、すごく感謝していただきました。最もまぶたに負担が少ない方法で、最大の結果が得られるなら、それを選ばない手はありません。無駄な手術は本来双方にメリットはありませんが、利益を優先する医師やクリニックの経営方針などは実際に存在しますので、十分に気を付ける必要があります。入念な診察で理論的に手術を選択し、それがどなたにも理解できる内容である、ということは手術を検討する際に重要であるという事を最後に申し添えておきます。