【衝撃の結論】埋没法は2点、3点どっちがおすすめ? 更新日時 2024/06/04 15:33
読む時間の目安 5~8分
(注意)2点ループ法、3点ループ法はクリニックや医師によってさまざまな名称で行われていますが、本コラムでは、左右それぞれのまぶたに小さいループを2つ、3つと埋め込んでいく二重埋没法全般を指すものとします。
結論を急ぐ方へ
2点、3点と、小ループを埋没する二重埋没の手術は、術式の優劣の差はわずかですが、以下のような特徴から、2点、3点のどちらもアフターフォロー不全に陥りやすい手術です。プライム銀座クリニックでは、左右の瞼にそれぞれ1本の糸で複雑なループを埋没するサーキット埋没法を専門に行います。
2点留め
2点留め術後でラインが不安定だったり理想的なライン幅や形が得られなかった場合、再手術をしてもらおうと相談すると、「その理想をかなえるには術式を変更するか、少なくとも3点留めにしないとできません。」と手術のアップグレードと追加コストを案内されてしまいます。
3点留め
3点留め術後の場合、抜糸や再手術が必要だと感じても、左右合わせて6点もの抜糸にかかる手間があるため、よほどのことがない限り再手術に応じてもらえません。
以下では、具体的なケースを共有して補足説明をいたします。
CASE-1(2点留め術後)
患者A
医師
患者A
医師
患者A
医師
2点留めの術後アフターフォローの実際
多くの通院者あるいは知り合いへの聞き取りの範囲ですが、2点留めの手術を行ったクリニックで抜糸や再手術の相談をすると、ほぼ例外なく3点留めへのアップグレードを促され、追加コストの請求をされるようです。ですので、2点留めというのは、目も当てられない感染などの治療ぐらいなら対応してもらえるかもしれませんが、仕上がりなどの細かい要求などに誠実に応えてもらえるような手厚いアフターフォローなどは全く期待できないと覚悟しておく必要はありそうです。
現場で働く者のリアルな感覚としては、このように追加コストを案内した場合に一定数の方がそれに応じて有料の手術のアップグレードで再手術をお受けになりますので、現場のスタッフの間には「追加コスト払って当たり前」という感覚が共有されやすいです。その結果、アップグレードに応じない方への対応はさらに冷たいものになっていきます。
では2点留め手術は本当に良くない手術なのか?
ここで話を複雑にして恐縮ですが、2点留めというのはごく一般的な埋没法の手術で、それ自体が本質的に悪いということはありません。手術の手技はごく簡単で腫れも少ないという性質があるため、手術時間の短縮によるオペレーションコストの削減、医師の手技の教育にかかるコストの削減など多様なコストダウンが可能で、むしろ埋没法の創成期には、この手術の存在によって多くの方に手術の恩恵を行き渡らせたと言っても過言ではないでしょう。ただし、3点留めという上位メニューを簡単に作ることができてしまうので、2点留めでの手術後の不満に対しては、「3点にしないと無理です。」という絶好の言い訳が存在するため、マーケティングやコミュニケーションにおいてクリニックが有利な仕組みになっています。ましてや、4点、5点、6点留めなどを提供しているクリニックについては、「推して知るべし。」です。
CASE-2(3点留め術後)
患者A
医師
患者A
医師
患者A
医師
3点留めの術後アフターフォローの実際
まず、現実的な話として、3点留めの抜糸ともなると、時間が相当かかります。埋没法の手術は15分もあれば十分おつりがきますが、左右併せて6点もの抜糸となると、糸のふくらみがよほどしっかり目立つ状態でなければ30分はかかると思います。なので、クリニックの立場からすると2点留めより3点留めのほうがさらに抜糸したくない、というのが本音でしょう。
そして、より根本的な問題は、そもそも医師ではないカウンセラーがあの手この手で篭絡して売り込んだ高額メニューで、本来埋没法が適していないような方も相当数含まれていることがある、ということです。その結果、そもそも要求をかなえようがないのですが、それでも「手術としては」ベストを尽くしたつもりになっています。そしてベストを尽くしたその結果が気に入ってもらえてないなら、やり直したところで結果に満足できることはないだろう、つまりやり直しをやるだけ無駄だ、とうすうす予測していることも、あると思います。
本音はどうあれ、何かしらの理由付けをして再手術を拒否するという強いインセンティブがあるようで、そういった術後の方のご相談も多数あるのが現状です。
2点留め、3点留めをどういうふうに考えるか
再確認しておきますが、2点留め、3点留めの小ループを埋め込むタイプの埋没法は、手術自体の特性が悪いわけではありません。安定性はそれほど高くはありませんが、腫れも少なく、コストを削減して広く普及できるポテンシャルの高い手術法ではあります。ですが、医学的観点ではなく経営の構造的観点からアフターフォロー不全に陥る可能性が高いため、値段が高い分だけ保証も手厚いという風に安心することができないということは知っておく必要があるかもしれません。
一方で、手前味噌で恐縮ですが、プライム銀座クリニックで行うサーキット埋没法は、左右のまぶたに1本ずつの複雑なループを埋め込むように行います。二重ラインを固定する効果が小ループ法に比べて格段に高く、戻りにくいことが最大の特徴です。加えて、1本の糸なので、単純な抜糸や調整を必要としたときに、再手術へのハードルが低いので、アフターフォローも手厚くできます。
この術式がもっと普及すればよいのですが、サーキット埋没法は技術を習得するハードルが高くて、同種の手術を多く正確に手掛ける人も少ないため、埋没法の手法としてメジャーな位置づけにはなりにくいと思います。ですが実際には二重の安定性の高さはもちろんのこと、術後も安心していただけるという意味でもよい手術だと思います。
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