意外と見られてますよ!手の甲の若返り術
医師の髙澤です。
【定額治療】というメニューがプライム銀座クリニックにはいくつか存在します。
【定額治療】額・こめかみのヒアルロン酸注入
【定額治療】ひげ脱毛(男性)
そして今回解説のあった
【定額治療】手の甲 プレミアムFGF注入
です。これらに共通することは、本来これらの治療においては「個人差」が大きいということです。どんな個人差か例を挙げてみます。
額やこめかみを丸くするためにヒアルロン酸を注入する場合、注入量が2㏄程度の方もいらっしゃいますし、15㏄程度まで注入する方もおられます。結果として丸みのあるオデコが欲しいというご希望が同じなのに、注入量が多ければ多大なコストがかかります。つまり本来「コストの個人差」が大きい治療です。
男性のひげ脱毛でも、平均的な方の脱毛は10回程度までで満足いただけますが、平均よりひげが濃い方の場合にはその倍程度まで治療が必要な場合もあります。これも「治療期間の個人差」が大きい治療で、結果的に「コストの個人差」につながっています。
手の甲のFGF治療の場合は、動画内でも解説がありましたが、人によってFGFへの反応性が異なるため、安全性を確保するために、低濃度で開始して徐々に濃度を上げて治療するという手間をかけています。結果的に、治療の完了までにかかる治療の回数とコストに個人差が生まれます。
そのような治療を提案する場合に、医師は頭の中では、
「この人の治療は他の人より少し治療にコストがかかるけど、そのことは理解してもらえるかな、、、」とか、「ディテールを整えるにはもう少し本数や回数が必要だけど、治療コストを盛ってるとか思われたらいやだな、、、」とか、「やっぱり万が一のリスクなんかより目の前のコスト増のほうが嫌がられそうだよな、、、」
などと考えてしまい、コストを抑えるという患者さんへの配慮の結果、自分のできるベストの治療をあきらめてバランスをとるということを無言のうちに行っている場合があります。
クリニックを運営する者としては、実力ある医師がそのようなジレンマに陥ってベストを尽くせないことほど不本意なことはありません。そのため、
「治療は定額で、ベストを尽くします」
というコンセプトのメニューを生みだしたわけです。
「ベストも尽くさずに、『個人差があります』の一言であきらめたりしない」
というプライム銀座クリニックの理念が体現されていると理解いただければ幸いです。
施術解説
症例写真