目の下の脂肪とり
- 施術ドクター:院長 髙澤 博和
- 施術日:2018年9月
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- 術前
- 術後21日
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- 術前
- 術後21日
比較的高齢な男性の目の下の脂肪とりの症例
目の下の脂肪とりの症例をご紹介します。
目の下のふくらみ・たるみのご相談をいただいた比較的高齢の男性です。通常なら皮膚を切除する目の下のたるみ取り(と眼窩脂肪の切除)が適応です。眼瞼が外反するほどゆるんでいるわけではありませんので、眼輪筋の短縮・つり上げなどはもちろん不要ですが、皮膚の強いしわ・たるみを伴うふくらみですので少なくとも皮膚のたるみを切除する手術のほうがよりきれいな結果になるはずです。
ですが実際はカウンセリングでこの方のバックグラウンドと治療への意気込みをうかがって方針変更をしました。まず、目の周りや額の全面的にすでに深く刻まれたしわが多数あること、それらを総合的に治療をするためにクリニックに地道に通うという意思はないこと、傷あとはやはりうれしいものではないこと、などです。それらのことから総合的に考えて目の下を切開する手術はよくないと感じました。なぜなら、目の下の皮膚のたるみを取ることでそこだけしわがかなり減ってしまうと、イマイチ全体の印象が自然とは言い切れないような気がしたからです。傷あともわずかですが残りますし、手術のコストやダウンタイム、すべてのデメリットとのバランスを考えると皮膚を切除することで得られる美容的なメリットと比較してもよくないような気がしました。
相談の上、上記のようなことを正直に伝えて裏ハムラ法または目の下の脂肪を単純にとる手術をご提案しました。
そして結果的には目の下の脂肪とりを行いました。術式の選択として、美容の観点ではイレギュラーと言えますが、個人の背景に配慮した最適な手術という意味では、よかったと思います。
経過を示します。
術直後です。この方は男性ですが比較的高齢で皮膚が薄い分、腫れ感は出やすいです。糖尿はなかったですが、血圧の治療歴があり、そういった内科疾患の治療歴がある場合には再出血リスクを高めますので、若い方よりもずっと慎重に術後を過ごしていただくことが重要です。
6日目です。出血後の代謝物で黄色くなっています。比較的広範囲まで黄色くなっていますので、やはり内出血はそれなりに広がったという印象です。左目の下にちょっと気になるたるみと影があり、取るべき眼窩脂肪がまだ残っているのか、それとも皮膚のたるみに少し腫れを伴っているだけなのかこの時点では区別がしにくいのでちょっとドキドキしながら経過を見ていきます。
1カ月後です。とりあえず手術内容と結果だけ見ると、まずまずの結果という印象です。目の周りだけ並べて比較します。自撮りでいただいた写真なので画質に差はありますが、雰囲気は伝わると思います。
ただし、やはりというか、脂肪を取り去ってボリュームが減った分はしわが増えた印象にも感じます。特に左目の下のしわは深くなったような気もしますが、これはこれで本人の表情の特徴を表しているのでチャーミングと言えなくもないです。傷あともきにしなくていいし、よかったと言っていただけました。カウンセリングではご本人のバックグラウンドや治療の目標なども詳しくお聞きして、教科書通りではないその方その方にあった治療方針をご提案しますので、安心してご相談ください。モニターのご協力ありがとうございました。
- 料金 :
- 目の下の脂肪とり(240000円)
リスク・副作用・合併症について
目の下の脂肪とり
①血腫・感染・癒着
術後まれに起こることがあり、炎症の結果癒着が起こる場合があります。必要な場合は血腫除去・抗生剤治療など適切に対応します。
②効果が不十分
脂肪の切除が少ないと膨らみが残ることがありますが、再手術で除くことが可能です。筋肉や皮膚のゆるみが原因のたるみは原則として残ります。こちらは再手術の適応はありません。
③しわ・たるみが増えることがある
脂肪のボリュームが減る分、たるみが強くなったりしわが増えたりする場合があります。
④目の下がやせすぎる・くぼむ
術後に目の下がくぼんだ印象に感じられることがあります。
⑤左右差が残ることがある
骨格の構造の左右差があったり、眼輪筋の運動や皮膚のたるみの左右差など手術操作でコントロールできない部分で、結果的に左右差が残ることがあります。
施術方法
- 目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)
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- 痛みが少ない
- 通院なし
- モニター募集
目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)は、下のまぶたの裏側をわずかに切開して、余分に突出した眼窩脂肪を切除する手術です。ポッコリとしたふくらみがあるために「影クマ」がひどかったり、涙袋の形がなくなってしま...
料金価格帯の目安 154,000円~