目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)
目の下のポッコリクマをあっさり解決
目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)は、下のまぶたの裏側をわずかに切開して、余分に突出した眼窩脂肪を切除する手術です。ポッコリとしたふくらみがあるために「影クマ」がひどかったり、涙袋の形がなくなってしまったりしている場合に有効な治療です。
まぶたの裏側に3~5㎜程度の切開をしますが、術後に傷跡が見える場所ではないので安心です。
Feature施術の特徴
目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)のクマ治療
10代のころから老けて見られた、という方の中には家系的に目の下にふくらみがある方も多いです。腫れぼったい下まぶたのせいで目が小さく見えたり、涙袋のあるすっきりとした目もとの印象にあこがれた方もいると思います。目の下の脂肪とりの手術は、
・まぶたの裏側の最小限の切開のみ
・痛み・ダウンタイムがほとんどない
という特徴があるため人気の治療です。
目の下の脂肪とりの図解
まぶたの裏側に局所麻酔をして3~5㎜程度の小切開を加えます。その小さな穴から余分な脂肪を抜き取ります。術中・術後も痛みはほとんどありません。
脂肪の3コンパートメントについて
眼窩脂肪のふくらみは通常、内・中・外の3つのコンパートメントの脂肪から成ります。中央の脂肪が最も大きく、切除のメインパートになりますが、これを取っただけでは十分にふくらみの状態が改善できません。目頭側には白っぽい脂肪の袋があり、これも必要なだけ除去しますが、ここにはやや太めの血管が走行しているため、脂肪の切除時に十分に止血を確認します。外側の脂肪は大きな袋ではなく粒々の形をしているため、切除後の脂肪を確認しても存在感は薄いですが、こちらも丁寧に除去します。
手術ではこれらをバランスよく取ることが必要です。どこかに取り残しがあると、やはり満足できる結果にはなりません。
他の治療手段との比較
比較する3つの手術は
①目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)
②目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)+ 脂肪注入
③経結膜眼窩脂肪移動術(裏ハムラ法・ゴールドバーグ法など)
です。どれも一般的に行われることの多い手術です。
比較した結論
目の下の脂肪とり
・コストやダウンタイムなどの負担が少ないので、ボリュームを減らしてかまわない場合(特に若い方)には積極的に適応したい
・術後に凹んだと感じた場合には、改めてボリュームを増やす注入処置・手術などが必要
経結膜眼窩脂肪移動術
・美容の治療として、安全性と効果の総合的なバランスが高い治療
・リスクの高い注入治療を併用することはほとんど必要ない
目の下の脂肪とり + 脂肪注入
・有効な組み合わせだが脂肪の採取や精製などで手術が大がかりになり、コストがかかる
・脂肪の生着は、思ったような結果にならないことも多い(膨らみすぎ、不足など)
・脂肪注入を併用する場合も、脂肪とりと同日に手術する必要はあまりない(脂肪とりの後で術後改めて判断するほうがよい)
Flow施術の流れ
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- 01カウンセリング・ご予約
カウンセリングでは治療を担当する医師が直接ご希望を入念にうかがいます。目の下のクマの種類を区別して最適な施術が選択できるように、手術やその他治療の違いなどを含めて説明します。手術のお気持ちが決まりましたらご都合のよい日時を選んでご予約をいただきます。
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- 02マーキング
術前の脂肪を観察し、改善したい脂肪のふくらみにマーキングをします。
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- 03麻酔
手術は点眼麻酔と局所麻酔で行いますが、その注射の時の痛みを抑えるために、ご希望に応じて笑気麻酔をご利用いただけます。
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- 04手術
局所麻酔をまぶたの裏に少量注射して手術をします。手術中はまぶたを引き下げるように引っ張ることが多いですが、痛みはありません。3つのコンパートメントから均等に脂肪を取ります。最後に止血を確認して終了です。
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- 05治療後
目の下に異物感を少し感じます。内服や術後の注意事項などの再確認をしてご帰宅いただけます。帰宅後は水袋などで軽く冷やすことも、ダウンタイムの軽減に役立ちます。
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- 06アフターケア
治療後の注意事項で不明な点の確認などはお電話で承ります。治療後に気になることがあって診察が必要な場合には、お電話でご予約の上、気軽にご来院ください。
Detail and aftercare施術の詳細・リスクとアフターケア
施術時間 | 20分~40分 |
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麻酔 | 点眼麻酔、局所麻酔、笑気麻酔(オプション)、静脈麻酔(オプション) |
ご来院までの注意事項 | ①目の疾患や内服中の薬がある方はあらかじめお伝えください。 ②術後はコンタクトを使用できない期間があります。コンタクトで視力矯正中の方は代わりにメガネをご準備ください。 ③メイクは術前に落としていただきます。まつ毛エクステは術中に取れてしまうことがあります。 ④術後数時間は麻酔の影響もありますので、ご自身で運転してのご来院はお控えください。 ⑤術後、目元を隠すためサングラスやダテメガネをご持参ください。 (静脈麻酔をご希望の場合) 静脈麻酔の注意事項をよく読んで、飲食の制限を守ってください。 |
術後の通院 | 目の下の脂肪とりの術後は通院する必要はありません。 |
メイク・洗顔 | 翌日以降できること 目の周り以外のメイク・クレンジング 目の周りを含めて水・お湯のみの洗顔(目の下の周囲を強く触れないように気を付ける)
術後3日目以降できること アイメイク・クレンジング |
コンタクト | 術後1週間は使用を控えてください。 |
シャワー・入浴 | シャワーは当日から、洗顔は翌日から可能です。長い入浴は腫れを強くする恐れがありますので1週間程度お控えください。 |
飲酒・運動 | 飲酒は1週間程お控えください。軽い運動は1週間後から、激しい運動は1ヶ月後から再開していただけます。 |
ダウンタイム | ①目立つ腫れは通常1~3日程で落ち着きます。内出血の程度によっては長引く場合があります。 ②内出血は目の周囲と白目に出る場合があります。1~2週間程度で消失します。 ③目の下の異物感は数日から1週間程度でなくなります。 |
仕上がり | 腫れが完全にひくのは、およそ1ヶ月後になります。 |
リスク・副作用・合併症 | ①血腫・感染・癒着 術後まれに起こることがあり、炎症の結果癒着が起こる場合があります。必要な場合は血腫除去・抗生剤治療など適切に対応します。 ②効果が不十分 脂肪の切除が少ないと膨らみが残ることがありますが、再手術で除くことが可能です。筋肉や皮膚のゆるみが原因のたるみは原則として残ります。こちらは再手術の適応はありません。 ③しわ・たるみが増えることがある 脂肪のボリュームが減る分、たるみが強くなったりしわが増えたりする場合があります。 ④目の下がやせすぎる・くぼむ 術後に目の下がくぼんだ印象に感じられることがあります。 ⑤左右差が残ることがある 骨格の構造の左右差があったり、眼輪筋の運動や皮膚のたるみの左右差など手術操作でコントロールできない部分で、結果的に左右差が残ることがあります。 |
その他 | ※再手術などで改善する余地がある場合には、通常は完全に腫れが引く6カ月後以降に行います。 |
Case症例写真
Price施術にかかる料金
目の下の脂肪とり(経結膜脱脂術)
両側 | 264,000円 → 211,200円(モニター) |
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片側 | 154,000円 |
オプション
笑気麻酔 | 5,500円 |
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静脈麻酔 | 60,500円 |
腫れ・痛み予防点滴 | 8,800円 |
シンエック内服(3日) | 5,500円 |
シンエック内服(6日) | 11,000円 |
- 料金表示・お支払方法について
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- ※当サイト内の料金表示は2021年4月1日よりすべて税込み表示です。
お会計当時の税率で消費税をお預かりいたしますので、あらかじめご了解ください。 - ※当院で行う治療はすべて自由診療の扱いになります。
- ※日本語でのコミュニケーションが難しい方(日本語でカウンセリングを行うため)、日本在住ではない方はこちらの料金は適応されません。
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- 取り扱いカード
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20歳未満の方の受診について
Doctor's Voiceドクターズボイス
- 院長 髙澤 博和
脂肪の「取り過ぎ」について
目の下の脂肪とりの手術を希望される方に、「脂肪はしっかりと取りますね。」と説明すると、「取り過ぎたりしないですか?」とよく聞かれます。目の下の脂肪とりの術後に、脂肪を取られ過ぎてへこんででしまうことを心配してご質問いただくのですが、そもそもここに誤解があります。術前にふくらみの下のへこみが目立つ方の場合には、ふくらみが見えないようにするにはその下の凹みのレベルまで脂肪を取る必要があります。そうするとどうしても下まぶたがやせすぎて、へこんでいるように見えることになりやすいです。でも逆にそういった場合でも、少し取る量を減らしたら、「ふくらみがなくなってない!!まだ残ってる!!」ということになるのです。
目の下がやせすぎてしまうように見えるリスクが高い方には、術前のカウンセリングで裏ハムラ法などの手術が適していることをお伝えします。理解が不足したまま脂肪を単純に取る手術を受けてしまうと、いちど取った脂肪はもどってはきませんので、ここは術前によくご検討いただくべきところだと思います。
- 院長 髙澤 博和
目の下の脂肪とりとGB法プラスリフトの比較
目の下の脂肪とりとGB法プラスリフト(経結膜眼窩脂肪移動術)は、眼窩脂肪のふくらみを解決する手術です。どちらもまぶたの裏側(結膜側)から切開して行う点は共通していますが、GB法プラスリフトは脂肪のふくらみの下の凹みを強力に改善すること、脂肪を除去しないので、まぶたの健康的なボリュームが保たれることなどがメリットです。30代以上の方で、ふくらみの下のへこみが目立つ場合には、結果のクオリティだけを考える場合にはGB法プラスリフトのほうが確実にベターな手術です。ただしデメリットとして、ダウンタイムが数日長くなること、手術時間やコストの違いなどがありますので、その部分のバランスをよく考える必要があります。
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