Columnコラム

鼻筋のヒアルロン酸注入の注入法・リスク・副作用・合併症について 更新日時 2019/03/03 14:48

読む時間の目安 5分~6分

鼻筋のヒアルロン酸の注入法について

  デザインの原則

 鼻のデザインは、高ければ高いほどいいというわけではありません。全体の中でバランスよいポジションやサイズをめざし、いかに自然で存在感をなくすか、が主な目標です。鼻筋に関しては、アジア人の骨格の場合は控えめな高さで丸みのあるラインは親しみやすい印象、自然でバランスよく筋の通った鼻は洗練された印象、高すぎる鼻はバランスを欠きいかにも作った印象となります。

  実際の注入の流れ

 デザインは座位でダウンライトの下で行います。座位で注入前に鏡を見ていただきながら、鼻筋をどこまで伸ばすかをマーキングします。注入はシャープニードルで骨膜に接して1か所~3か所注入します。少量注入するたびに鏡で確認いただいて、鼻筋の長さや高さ、目頭の印象の変化などを確認してもらいます。ちょうどいい感じがしたところからわずかに注入を加えて、少し余分に高くしておくと、注入後のにじみによってちょうどいい感じになる場合もありますので、そのように少し余分に注入するかどうかを相談します。

 原則として鼻の先端部分への注入はリスクが高いわりにメリットがほとんどないため行っていませんので、ご相談いただいた場合でもお断りさせていただくことが多いです。

鼻筋の注入におすすめのヒアルロン酸

 硬さの面ではクレヴィエルコントアが最も良い感じがします。1本のヒアルロン酸で鼻根部以外の場所も同時に注入する場合には、他の製品を使うことも妥当な場合もありますが、鼻根部の形成のクオリティはクレヴィエルコントアの方が良いと思います。

持続や再注入について

 まずは適切なヒアルロン酸(クレヴィエルコントアなど)を用いて、理想の形になるかどうかが大事です。にじんで広がることで効果が失われる場合には、何度も再注入している間にだんだん鼻根部が太すぎるように感じられることがあります。この場合は重ねて再注入をすることはお勧めではありません。できれば溶解したうえで適切なプロテーゼの挿入が理想的だと思います。

鼻筋のヒアルロン酸注入のリスクに関して

  内出血がでる

 まれに出血した場合でも、青くなるのはメイクでカバーできる程度です。ごくごくまれに出血が多いケースではまぶたまで少し腫れたりなど腫れ感が数日くらい余分に目立ちますので、万が一の場合にはリスケジュールなどが必要になることがあるとご理解ください。

  アレルギーをおこす

 ヒアルロン酸は本来人体に存在する成分です。ただし注入用フィラーヒアルロン酸の製品に含まれる架橋剤(ほとんどのメーカーではBDDEを使用)や保存料に対するアレルギーが数千人にひとりみられる場合があります。腫れ・赤み・かゆみなどの症状がある場合にはヒアルロン酸を溶解して、症状の強さによっては抗アレルギーのための治療が必要になる場合があります。

  しこりができる

 まず原則としてヒアルロン酸の注入に際して、どなたでもしこりができる可能性はあります。特に1か所にかためて打つ注入デザインの場合には量が多いと触れる感じのしこりになることがあります。隆鼻のヒアルロン酸注入でもししこりができた時には、どうしても気になる場合にはヒアルロニダーゼの溶解で、しこりの中に巻き込まれているヒアルロン酸の溶解を行うことで、しこりの大部分が触れない程度に小さくできるはずです。ただし鼻根部周辺(額や目の周りなど)に過去に注入したヒアルロン酸まで一部溶けてしまう恐れがありますので、溶解治療を受ける前には十分ご注意ください。

  感染する

 製品自体は十分な検査をクリアした安全性の高いものですが、皮膚や粘膜の常在菌などが傷やにきびなどの皮膚バリアの乱れを介して体内に入り、ヒアルロン酸の注入部位に到達する場合があります。通常は正常な免疫力の持ち主であればは起こるものではなく、隆鼻を含めて顔のヒアルロン酸注入で経験することはまずありません。

  塞栓によって皮膚が壊死する・失明する

 報告例では鼻背のヒアルロン酸注入で失明または視力に影響した件数は眉間に次いで2位ということです。当院では注入時の塞栓リスクを回避する方法を熟知した医師が注入を行います。技術的には針の先端が血管内に入った場合にそのまま注入してしまうと動脈の塞栓(詰まること)が起こり、血流を失った組織(皮膚・皮下組織やその他)が壊死する可能性があります。特に鼻根部の鼻背動脈はループを形成して滑車上動脈(眼動脈の分枝)と吻合しているところがあり、鼻背動脈内にヒアルロン酸が注入された場合には眼動脈までヒアルロン酸が逆流した結果、塞栓(詰まること)がおきて網膜への血流が途絶えてしまうことで失明の原因になるとされます。また、皮膚などが壊死した場合は壊死組織を適切に取り除かないと感染を起こして膿瘍化したりする危険性があります。

  効果が足りない・早く減る

 注入直後に鏡で確認していただいて、注入量が不足している場合には適切な量を追加していただくことが必要です。

 鼻根部に注入したヒアルロン酸は、注入後最初の2週間程度でにじんで広がると高さがやや失われてしまいます。その後は安定しますが、うすく広く広がった状態のヒアルロン酸が残っても目的が達成できませんので、なるべく硬くて広がりにくいヒアルロン酸を使用するほうが目的に沿ってた効果が得られやすいです。

 治療前の目安としては、高くしたい部分の皮膚をつまんでみて、目頭や目の下の皮膚まですごく引っ張られるかたは、ヒアルロン酸を注入した部分にかなり逆向きの力が加わることが予測されますので、より広がりやすいだろうな、と感じます。

 そしてもし注入後に広がった状態で安定してしまった部分が不自然に感じられて気になるという場合には、ヒアルロニダーゼの注射で溶解して吸収を早めることができます。その後にデザインをし直してヒアルロン酸を再注入するか、プロテーゼの挿入を選択するかは、ご希望によって相談可能です。

  膨らみすぎ・でこぼこになる

 鼻根部は、ふくらみがわずかに中心からずれるだけで鼻全体が曲がって見えたりしますので注入は細心の注意を払って行います。注意が必要なのは以前にヒアルロン酸やその他の注入を受けていた箇所や、プロテーゼを抜去した箇所に、袋状に形成された被膜が残っていると、その袋状の被膜に添ってヒアルロン酸が流れていくことがあります。そういう状況で凸凹した感じが目立ってしまう場合には、ヒアルロン酸が流れていかないように抑えつけてしっかり形成してもゆっくりとまた流れていくことがあります。このような場合には、いったんヒアルロニダーゼの注射で溶かして、被膜内が癒着する時期まで数か月待って注入をし直す方法を選択する場合もあります。

  ときどき腫れる

 風邪をひいた時などに一時的に腫れたりわずかに痛みを感じたりすると、リピーターの方から報告いただくことがあります。風邪のように全身性の炎症があると、血管透過性が亢進して水分が血管から皮下組織へと漏れ出てきます。おそらくそれを保水力が高いヒアルロン酸がキャッチしてしまうことで腫れてしまうのではないかと推測します。体調が回復すると治まるようなので、その場合は心配ありませんが、あまり繰り返すとストレスですので、これが原因で溶解を依頼される方もいます。

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