【医師との会話】埋没法の糸を今日すぐに抜糸できますか? 更新日時 2024/06/03 11:58
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埋没法の抜糸のご相談が増えています
埋没法の抜糸の相談というと、少し前までなら、
- 術後長く経ったけれど、糸玉の少しポコッとした感じが残ってしまっていて気になる
- 過去に埋没した糸の周辺がおそらく感染で少し腫れて、それが時々繰り返す
といった術後長期経過したケースでのご相談がほとんどで、術後に起こる可能性として理解可能なものが多かったのですが、最近では他院での手術後1週間以内の方が、上記の会話のモデルケースのような悲愴な体験を語っていただくようなケースが増えています。
そういったケースに接するたびに悲しい気持ちになるのですが、現実としてそういう治療を繰り返すクリニックと医師は減るどころか増えているということです。
術後の経過のパターンについて
手術後の経過については確かに千差万別というか、直後から腫れも目立たずほとんど仕上がりの様子に近いケースもあれば、結構腫れて見える場合もあります。ここでは、当院での経験を前提にそれらを少し詳しく説明します。
通常のパターン
8割くらいのケースでは、麻酔によるわずかな浮腫みと針穴周辺のわずかな内出血、糸がラインを固定するための食い込みが少しある、という程度です。これがおおよその基準のイメージで、1,2日以内に見た目の腫れ感はほとんどなくなり、コンタクトは1週間できませんが、メイクなどは普通にしていただいて違和感なく生活できるレベルになります。
極端なパターン
極端なパターンとしては、ほとんど腫れがなくて直後に仕上がりのように見えるケースがおよそ1割、まぶたが厚くて食い込みが目立つのがおよそ1割というところです。ただしこれらは術前のシュミレーションとデザイン時にかなり正確に予測できることなので、カウンセリングで予測を事前にお伝えします。
例外のパターン
それ以外の予測不能なケースとしては、出血が原因で腫れるパターンですが、2,3%程度でおこるイメージです。最初の30分ほどは腫れが強く眼輪筋も緊張するため目が開きにくかったり、二重幅が予定よりすごく広く見えたりします。10分ほど冷水バッグでまぶたに重しをしながら冷却していると、だんだん治まってきてある程度普通に目が開くようになります。こういった出血は通常は片方のまぶたで起こりますので、その後1,2日は二重のわずかな左右差が気になるとは思います。それ以後は気になるほどの左右差ではなくなりますが、内出血の青や黄の色が消えるのには1週間ほどかかります。いずれにしても1週間ほど経つころにはダウンタイムはほぼ終了で予定したラインで落ち着きます。
会話のモデルケースについて
モデルケースは、上記②のパターンでまぶたが厚くて食い込みが強いケースに当たります。かなりまぶたが厚くて糸を入れるラインの位置もそれなりに高い場合、内出血がほとんどなくても、食い込みによって二重ラインの上のまぶたが不自然に厚く見えます。これは厳密には腫れではありません。ですので「腫れが引く」こともありません。こういうことはカウンセリングでシュミレーションすると明らかにわかるので、あらかじめ知らされておくべきだとは思いますが、売り上げを上げたいだけの不誠実なカウンセラーなどはその点をあいまいにしたままいいことばかり言ってとにかく手術を売ろうとするため、術後になって「言ってた仕上がりとちがう!」ということが起こります。
抜糸をするかどうかについて
抜糸するかどうかについては、そのメリットがデメリットを上回るかどうかで判断します。術後の不安な中ではあると思いますが、感情的にならずに冷静に判断できればいいとは思いますので、思いつく限りで列挙しておきますので参考にしてください。
抜糸をするメリット
- 元の状態に近づけば、なにはともあれとりあえず安心です。
- 早めに抜糸することで、ラインがくせづいて戻りにくくなることを防げます。
とりあえず抜糸をしてしまって落ち着いた状態で改めて方針を考えていくほうが、生活面でも精神面でもよいですし、時間に余裕もできてより冷静な判断ができると思います。また、埋没法後時間が経過すると、糸の周辺組織がわずかですが瘢痕化して、ラインが安定する傾向があります。そうすると、もし抜糸をしてもすぐに戻りにくかったり、最終的にラインが薄く残ったりすることもあります。
抜糸をするデメリット
- 腫れが残ったまま抜糸してしまうと、本当の意味では結果を確認せずに手術を捨てることになります。
- 手術を受けたクリニックの指示に従わずに抜糸を要求すると、再手術を含めてアフターフォロー全般が受けにくくなる可能性があります。
- 他院で抜糸をしたりすると、同様にアフターフォロー全般が受けにくくなることのほか、抜糸にも費用がかかります。また、抜糸後に埋没法の手術を受けたクリニックの責任を追及したい場合などに状況が複雑になる可能性があります。
プライム銀座クリニックでサーキット埋没法を受ける場合
まずカウンセラーではなく、医師とのカウンセリングでシュミレーションをしたうえで、より正確に仕上がりとダウンタイムの予測をお伝えします。仕上がりが腫れぼったくなる可能性についても、シュミレーションでご自身で見ていただいて、許容できないという判断をいただいた場合には、そのまま埋没法の手術を勧めることはありません。埋没法の手術でできる工夫について様々考慮したうえで、必要に応じて眉下切開リフトを含めてその他の適切な手術をご紹介します。結果として気に入っていただけない可能性が高い手術をあえてごまかしながら売り込むことはしませんのでご安心ください。
また、術後に不安があったり、ラインを調整したくなった場合は、随時相談していただけます。医師ではないスタッフがマニュアルに沿って冷たい対応をすることはありませんので、こちらもご安心ください。
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