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バッグプロテーゼ豊胸

Q

バッグプロテーゼ豊胸後の拘縮って何ですか?

A

バッグプロテーゼによる豊胸後、まれにプロテーゼの周辺が徐々に硬くなり、収縮して変形を起こすという現象の報告があり、「拘縮(こうしゅく)」と呼ばれます。古くから使われていたスムースタイプ(表面がつるつるしているタイプ)で多く報告があり、最近のマイクロテクスチャータイプ(表面がわずかにザラザラしているタイプ)では拘縮率は1%前後と言われています。

人体に異物が挿入されると、内部の組織が異物と直接触れないように、異物を包み込む皮膜(カプセル)を形成する生体反応がおこります。このとき形成された皮膜が薄いものであれば周辺の組織とスムーズに連携してプロテーゼ本来の柔らかさが維持されます。なんらかの原因で皮膜が厚くなり、周辺の組織との結合が密になったり不均一性を増したりすると、バストが硬くなったり形が不自然になってきます。これが「皮膜(カプセル)拘縮」と呼ばれる現象です。拘縮は徐々に進むこともあり、お椀型だったプロテーゼが時間をかけて丸くボール状に変形したりすることがあります。

皮膜拘縮を予防するためにプライム銀座クリニックでは、

①マイクロテクスチャータイプのプロテーゼを用いること

②手術中の出血を抑えるようにスムーズに最小の侵襲で手術を行うこと

③プロテーゼ周辺に血液・浸出液をためないように素早く適切に固定をすること

④術後の不用意なマッサージ・刺激による拘縮の進行を予防するための患者教育

などを徹底するようにしています。

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