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【Dr.のホンネ】これやったらバレますか?という質問への答えについて

  • 更新日時 2019/04/23 15:14

 治療を受ける方から、よく聞かれる質問についてお答えします。より具体的な、ためになる内容のものは「コラム」のコーナーをご覧ください。ドクターブログでは、医学的な観点からはかなり外れたごくごく個人的なしょうもないやりとりを紹介するものですのでご了解ください。

 

「これやったらバレますか?」

 「これやったらバレますか?」という質問も結構聞かれますが、返答に際しては慎重さが要求されます。バレる、バレないという個人的な事情に関していかなる保証もできないことは当然なので、「バレたら社会的に抹殺されてしまう」というリスクがある場合には、あらかじめカウンセリングで医師にお伝えください。ただし、そのような場合には治療選択肢が極端に狭まりますので、有効な治療が行えない場合もあります。ですので、治療の選択に際しては、どこまでバレる要素(腫れたり・違和感があったりすることなど)について許容できるかについてイメージを明確にすることで、最大限に有効な選択肢を選べるようにすることが必要です。わかりやすいようにいくつかのパターンに関して説明したいと思います。

  ①「どんなに悪くても翌日メイクをしたら普通に出勤できるという程度です。」

 ほとんどの美容皮膚科のメニューや、水光注射などではこのようにお伝えします。PRP注入やベビーコラーゲン注入、腫れない脂肪溶解注射なども、めったなことではメイクでカバーできないということはありません。

  ②「気になる腫れ方をした場合に備えてあらかじめ言い訳を考えておくといいと思います。」

 もしなにかバレる要素があるとしたらほんの一時的な腫れ感だけで、あとは自然に落ち着くという場合には、こういう説明をします。ヒアルロン酸の注入、特定のスレッドリフト、埋没法の二重(まぶたの薄い人)などでしょうか。一時的にメイクを濃くしたりするだけで、あまり仕事を休んだりそういうふうなことが必要ない場合にはこのような感じでお答えします。

  ③「一緒に住んでいる人がいれば、あらかじめ伝えておいた方がいいと思います。また、状況に応じて仕事も休むことが必要です。」

 顔にメスを入れて縫合することが必要な手術は7日前後を目安に抜糸するため、それまでは縫合糸がついたままです。それ以外にも数日の固定期間を必要とする手術や、内出血などがそれなりに出やすい手術では数日は目立ちますので、このような言い方で伝えます。言葉にする時もしない時もありますが、数日以内に会う人には確実にバレます(あるいは心配されます)よ、という意味です。術後の経過についてはなるべく詳細な症例の経過をお見せしたり、何日目でどのくらいというようにできるだけわかりやすくイメージできるようにお話しますが、周囲の人にどのように伝えるか、休みをどの程度とるかは最終的には本人に決めていただきます。

  ④「変化を大きくするほど気づかれやすいです。」

 ダウンタイムの過ごし方に関わらず、そもそも目的とする変化が大きいと印象が大きく変わるため、いかに仕上がりが自然できれいでも「何かが(以前と)ちがう!!」と思われる可能性は高いです。鼻やあごを高くする注入や手術、目頭切開や目尻切開、涙袋形成やたれ目形成、小鼻縮小やリップのヒアルロン酸注入などがこれに当たります。美容医療の知識・経験が豊富な女性陣が身近にいてバレることが心配な場合には、わかりにくい程度まで変化を少なくする必要があります。

  ⑤「周囲の人の知識・経験のレベルによるので、バレるかどうかは人それぞれの環境次第です。」

 表情しわの治療でボトックスを適応する場合、もとの表情が豊かでしわくちゃな方ほど、治療後に違和感が強いです。それはまさに治療が効果的であるがゆえの違和感ですので、「必要悪」というものですが、これが原因でバレることはあるかもしれません。特に知識・経験が豊富な方には「ボトックスじゃないの?」というところまで的確に見破られる可能性が高いです。その時はその時、と開き直れればいいのですが、そうもいかない、という方には、もし疑われても言い訳ができる程度まですっごく控えめな治療をしたり、PRPやコラーゲン治療、水光注射などの第2選択(いずれにしても治療効率は落ちることが多い)になる治療をお勧めすることがあります。

まとめ

 バレないようにしたいという気持ちがある方のバックグラウンドは様々です。周囲の価値観が保守的で治療について一切理解が得られないような人ばかりなのかもしれません。あるいは試験前に「全然勉強してないよ」って言ってたクラスメートのような心境なのかもしれませんが、いずれにしてもカウンセリングで十分に治療の効果とダウンタイムについてイメージしやすいようにお伝えしますので、日常への不都合がないと判断できる範囲で最大限の治療効果を追求するためにご利用ください。

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