Columnコラム

【糸リフトFAQ】Vol.8 プライム銀座の糸リフトは他院の糸リフトとどう違うのですか?(その3:医師の技術編) 更新日時 2023/11/12 14:07

読む時間の目安 5~8分

患者B

先生、じゃあこの際だから聞いておきたいのですが、ぶっちゃけて言うと先生の腕の差ってどれくらいありますか?糸リフトは誰でもできるって言っている先生もいますが、どう思いますか?

医師

ええ、そのあたりはポジショントークになりがちなので、真実を見極めることは容易ではありませんよ。真実どころか話している先生の本音ですら、知ることは難しいです。私が言うことでも、話半分に聞いておくくらいがいいと思います。

患者A

先生はいつもそういう難しいことを要求しますよね。

医師

まあそれは置いておいて、糸リフトに可能性や工夫の余地を感じて現在進行形で試行錯誤している先生だったら、「糸リフトなんか誰でもできる」とはふつうは言わないでしょう。「誰でもできる」という投げやりな言葉からは、熱意や責任感はあまり感じられません。

患者A

そうですね。「誰でもできる」って言っちゃってる先生はあんまり真剣に工夫とかしてなさそうですね。じゃあ先生はどんな工夫をしていますか?

医師

とにかくできるだけ広い範囲に均一に糸を入れること、術後に引きつれが目立ったりするリスクを最小限にすること、ですね。詳しく話しても構いませんか?

患者B

もちろんです。お願いします。

医師

ではもう理解いただいているはずですので、糸リフトの効果の中でも、「引っ張る効果」はこの際無視して、「固定の効果に」注目して話をすすめます。皮下組織が糸の瘢痕で硬くなることで、顔の皮膚が下に垂れ下がるような動きを減らすのですが、この効果が、顔の皮膚全体にいきわたるのと、耳の前の一部分だけ固くなるのとで、効果にどんな違いが出るか想像できますか?

患者A

それは、一部より全部のほうが垂れ下がらない感じになりますよね。それはわかります。

医師

ですので、なるべく顔の隅々まで糸を入れて瘢痕化させるとたるみがより小さくなるはずですが、そう聞くとどう思いますか?

患者B

そう聞くとなんかちょっと怖いですね。笑うときとか、違和感あったりするのか心配になります。

医師

その通りです。ですので、たるみ改善の効果だけを考えて本当に隅々まで糸を入れることを目指すわけではありません。術後の違和感が出るリスクが大きい場所を避けるように配慮しながらデザインをしていきます。その上で、リスクが小さいところまではギリギリまで効果的な治療をしたくなる、という気持ちはわかりますか?こういう考えに基づいて、できるだけ広い範囲に均一に糸を入れるデザインを目指しています。

患者A

なるほど。

医師

そして、先般の糸の素材の話の時に少しだけ触れましたが、ここでPCLの糸の出番があります。PCLの糸は、柔らかく肌の動きに柔軟にフィットしますので、動きのある所にギリギリを攻めていくように糸を挿入していく際は、術後の違和感のリスクを避けるために使うようにしています。

患者B

想像してたより細かい工夫があったんですね。先生の話だと、誰でもできるっていう話はないな、という感じがしてきました。

医師

糸をいれるだけなら誰でもできますが、どこまでこだわるかは医師次第です。理解いただけたらよかったです。

「糸リフトは誰でもできる」のか

 「糸リフト(なんか)は誰でもできる」という言い方は、少し上から目線の言い方に聞こえます。確かに私自身も、糸リフトに絶望して提供をしなくなった一時期、そういう風にうそぶいていたと記憶しています。糸リフトなんかやってるやつは銭ゲバで、そういう先生と並んで見られたくない、という風に少し意固地になっていたと思います。

 確かに皮膚に針をぶっさすだけ、という意味ではだれでもできるとは言えます。ちょちょいとコグ(とげ)をひっかけて見せかけの効果を演出し、1か月後には術後の引きつれや痛みと一緒に引き上げた効果さえもわからなくなる、という糸リフトなら、売り上げの5割を広告費やクレーム対策に突っ込むことで成立します。そういう糸リフトは確かに誰でもできるでしょう。

 そういう銭ゲバ的な風潮に対して、完全に染まりもしないけれども、かといって真っ向から対立する気もない立場のかたが、モヤモヤした気分で「糸リフトなんか誰でもできる」というすこし投げやりな言い方をします。ちょっと上からの目線を含ませることで体裁を保とうとするのが、まさにかつてのわが身がそうであったことを思い出させます。(プライム銀座の「引っ張らない糸リフト」ができるまで

胸を張って糸リフトを提供するために

 一時は絶望して提供しなくなった糸リフトを再開するにあたって、確実に守ろうと決めたことがあります。それは、「ちゃんと効果を理解したうえで、それを欲しい人にだけ提供しよう」ということです。それは、「糸リフトって実際みんなが思ってるよりは効果が少ないけど、やらないよりやったほうがいい」というような中途半端な理解ではありません。このように糸リフトの理解があいまいな方は、常に実際よりも過剰な効果を期待してしまいます。ですので結果に対して不満ばかりで糸リフトの結果何を得たのか、ということが理解できません。そういう結果にしたくないので、理解があいまいな方、できない方には施術をお断りさせていただくことがあります。

 たるみ治療はたくさん選択肢があります。その中でも、糸リフトでしか得られない効果があります。また、糸リフトを続けることで不自然なヒアルロン酸の大量注入を回避できることだってあります。そういったことにきちんと価値を見出して、控えめで丁寧な美容を心掛けている人にこそ、受けていただきたいと思って日々工夫しています。

 

このコラムは1素材編2形状編、3医師の技術編(本コラム)の3編があります。合わせてお読みいただけますとより理解が深まります。興味がでたよ、という方はぜひ高澤のカウンセリングにお越しください。

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