【医師との会話】安心して受けられる目の上のくぼみへのヒアルロン酸注入とは 更新日時 2024/09/26 09:25
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くぼみ目は治療できる
目の上のくぼみが強いとかなり年齢を感じさせる顔貌になってしまうため、悩む方は多いです。眼瞼下垂を伴う場合は眼瞼下垂の治療を、下垂がない場合はヒアルロン酸または脂肪の注入で治療が可能です。
目の上のくぼみへのヒアルロン酸注入の仕方
安全性を最重要視して、原則としてカニュレを用いて皮下組織へ注入しています。これは最も安全ですが、皮下組織に注入が多すぎるとでこぼこするため、良い仕上がりのためにはコツが必要な注入です。ボリュームの減少が強いケースでは皮下組織への注入では改善がイマイチな場合、ROOFあるいは眼窩脂肪内に注入するという場合もありますが、外側に膨らまずに眼窩内へヒアルロン酸が侵入していくと窪みの改善は乏しいですし、眼窩内出血などがあると眼球圧迫などのリスクがあったり、様々な重大なリスク要因になります。
一発合格を目指さない注入とは
目の上の注入の際に理解しておくべき特徴的なことがいくつかあります。これらを理解したうえで治療方針にご協力いただく必要があります。
目の上のヒアルロン酸注入は
- 注入直後より帰宅後に少し腫れて膨らんでくることがある
- もし腫れたらそれがごくわずかな腫れでも目立ちやすい
- くぼみが解消すると、二重のラインの幅が狭まる
- 朝晩のくぼみ具合の変化はなくならないか、強調される
以下ひとつずつ解説を加えます。
1.注入直後より帰宅後に少し腫れて膨らんでくることがある
治療を担当する側として、これがいちばんの悩みの種です。治療中に鏡で確認して「これでちょうどいいです。」とお互い確認したはずの翌日、「すごく膨らんでます!!」と泣きながら相談いただいたケースが昔ありました。以降目の上のヒアルロン酸治療は
「注入時に完璧に見えるのは、入れ過ぎの可能性がある」
ということを徹底してお伝えするようにしています。そして対策としては、必須ではないですが2段階の治療を提案しています。1回目のセッションでは控えめに、その後の経過を見て2回目に最適化することを目指して注入を調整する、という方法です。
2.もし腫れたらそれがごくわずかな腫れでも目立ちやすい
注入する際の針の刺入による内出血は常に最小限にするテクニックを用いますが、可能性がゼロではありません。わずかに青くなる程度でメイクでカバーできるケースがほとんどですが、少しむくみを感じるくらいの腫れ感になる場合もごくまれにですがあります。
また、①で説明した注入後のふくらみも、わずかなふくらみだとしても結構存在感がありますので、くれぐれも1回目のセッションで完璧を目指さないほうが無難だと思います。2回に分けて治療すると内出血リスクは単純に2倍となるのがデメリットですが、そのリスクよりもヒアルロン酸の吸水によって膨らみすぎたと感じるほうがはるかにストレスがあると思います。
3.くぼみが解消すると、二重のラインの幅が狭まる
くぼみに入り込んでいる皮膚が前に出て下りてくるので、くぼみのせいで二重のラインの幅が広すぎると感じている場合にはちょうどいい具合です。ただしこれで二重幅を自在に調整するわけではないので、幅を保証することはありません。また、二重のラインの幅を変えずにくぼみだけ解消することは事実上不可能です。あくまでくぼみの解消が目的の治療ですので、くぼみが解消した時点で二重のライン幅が狭くなり過ぎたと感じた場合には、埋没法での手術などを改めて検討していただくことになります。
4.朝晩のくぼみ具合の変化はなくならないか、強調される
よくあるパターンとしては、治療前のカウンセリングで
「今はまだ昼前だからわかりにくいんですけど、夜仕事が終わるころにめっちゃくぼむんです。」
という相談です。まず第一に、治療に来られたタイミングでくぼみが観察できないと、どの程度注入すべきかはっきり決まりません。それと、朝晩の変化が大きい人は、もし注入後に晩のくぼみ感が解消するくらいまでヒアルロン酸を注入した場合には、その分朝すごいむくみを感じる可能性もあります、晩のくぼみだけなくなるという都合のいい想像はきっぱりと捨てていただかなければいけません。
こういった①~④のような、目の上のヒアルロン酸注入による治療に特徴的な注意があるため、当院では目の上の治療に限って治療を2回のセッションに分けるように提案しています。
1回目のセッションでは、カウンセリング内容を総合して、必要と想定される注入量よりかなり少なめで治療をし、1~2週間の間に再診の予約をします。その間、翌朝のふくらみ・腫れ感さらには毎日の朝晩の変化を含めて十分に観察していただいて、さらに注入が必要と判断できた場合には再注入をします。十分だと感じて満足いただいた場合には再診は不要です。
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2人に1人くらいが2回目のセッションを行う
目の上の治療のカウンセリングはだいたいこのように進みます。実際に治療を受けられた方で、1回目のセッションでちょうどいいと感じる方の割合はおよそ2人に1人という感じです。これ以上を目指すと1回目のセッションで「入れ過ぎだ!!」となる人が出てくるかもしれないので、まあ大体2回目が必要な可能性についてはこのくらいと考えていただいていると助かります。「ちょっと改善すれば、完璧じゃなくていい。入れ過ぎは困る。」という方の場合には1回目でさらに控えめに注入するだけの場合もあり、ご希望に沿って注入をデザインします。
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