【医師との会話】極限までこだわった目の上のくぼみへのヒアルロン酸注入 更新日時 2023/11/05 10:33
読む時間の目安 5~8分
こちらの会話は、カウンセリングで十分な説明を受けて注入を受けることを決めた方と担当の医師が、実際の治療シーンで行う会話のパターンをモデル化したものです。
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詳しい解説
過去のコラム:【医師との会話】安心して受けられる目の上のヒアルロン酸注入の注入とは
過去のコラム:目の上のヒアルロン酸注入の注入法・リスク・副作用・合併症について
初めての注入前は不安で当然
以上の会話は、目の上のくぼみに対する診療時に、日常的に行われる会話のパターンのひとつです。実際にはもっと不安の強い方からみじんも不安を感じない人まで様々ですが、上記のような会話のパターンが平均的だと思います。最近お問い合わせや治療の申し込みが多く、同じことを話しすぎたため、あらかじめ知ってていただくのもよいかもしれないと思い、本コラムのようにあらかじめ読んでいただくことができるようにいたしました。ただしお気づきの通り、上記の会話パターンでは、結局2段階で体勢を変えて注入をする理由を詳しくは説明していないため、以下に補足します。目の上のヒアルロン酸注入に興味がおありのかたは是非お読みください。
なぜ「目を開けた状態で」注入するか
目の上の注入を2段階で行うようになったのは、この3年ほどになるかと思います。それまでは、マーキングを鏡で確認していただいた後、仰向けの体勢で目を閉じた状態で、わずかに注入を行った後、起きた体勢で目を開けてもらって確認、また仰向けになって目を閉じてもらってさらにわずかに注入、また起きていただいて確認、、、と繰り返すことで徐々にくぼみを目立たせなくしていた(*)のですが、その繰り返しが私にとってだけではなく、治療を受ける方にとっても結構煩わしいことになっていたと気づいて、治療をもう少し効率よくする必要性を感じていました。さまざま考えましたが、結論として、気になるくぼんだ状態が見えるように体勢をキープしたまま注入していくことで、注入と同時にその変化をみることができれば、何度も寝たり起きたりする必要はないという考えにいたりました。
もしかするとここまで読んでいただいた方の中には、「え?それならもう最初から座って前をみながら、くぼみが直接確認できる体勢で注入すればいいのではないですか?第1段階の、仰向けに寝て目を閉じて行う注入は必要ないのでは?」と疑問に思うするどい方がいらっしゃるかもしれません。確かにここまでの話だとそう感じるのは無理もありません。ですが実はまだ「2段階」であるべき理由はここまで本質的なことを何も説明していません。少し回りくどいことをしましたが、ここまでは状況をよりイメージしやすくするための「前置き」でした。
なぜ「2段階で」注入するか
仕上がりの美しさにこだわる
では、「前置き」が済んだところで本題の、なぜ「2段階で」注入をするかその理由なのですが、それは主にふたつ理由があります。
まずひとつは、仕上がりのきれいさです。自然な仕上がりを目指すにあたって、目を開けた時だけではなく、目を閉じているときにも余計な凹凸はなるべくないほうがよいことには皆さんご同意いただけると思います。そして凹凸はなぜできるかというと、注入が程よく分散していないで固めて注入されてしまうからです。注入後の凹凸はだいたい目を閉じたときに指摘されやすいです。したがって、目を閉じた状態のほうが、より分散して凹凸なく仕上げることができるのです。
もし、座って目を開けた状態での注入だけを最初から行うとすると、凹みが大きい方は凹みの部位を中心として注入量が多くなることが予想されます。したがってその結果凹凸のないように仕上げることは大変難しくなってしまうというのが現実です。ここで強調したいのは、「凹みが大きい方は」という点です。つまり、もともと「凹みが小さい方の場合」は、こんな目を開けたまま目の上に注射するなんてトリッキーなことをするまでもなく、昔ながらの仰向けで目を閉じたままの注入の時点でほとんどよくなりますし、第2段階の注入は結果的に必要なくなりますので行いません。「凹みが大きい方」であった場合にのみ、適切に「第1段階」によって凹みを小さくしたうえで、必要に応じて第2段階の注入を行います。
つまり常に2段階治療を念頭に入れながら、必要に応じて第1段階のみ、あるいは2段階での治療を使い分けて行うということです。
不安をなくす
「2段階で」注入するもうひとつの理由は、治療への理解を進めて、不安をとることです。これは私との信頼関係の程度にもよります。まあ見知ったなじみの医師ならともかく、初めて訪れるクリニックの、どこの馬の骨ともわからない医師が、「目の上のくぼみなら、目を開けてまっすぐ見ながらのほうがきれいに注入できるから、それでいいですよね!!不安もあると思うけどちょっとだけがんばってね!!」という感じだとすぐ帰ってしまいたくなりますよね。ですので特に初めての方には、安定感のある仰向けの体勢で、なるべく痛みのない工夫をした第1段階の治療が済んだところで、「じゃあ第2段階は目を開けたままで仕上げの微調整をしますが大丈夫ですか?」のように促すようにしています。
まとめ
以上の内容は、カウンセリングでお話しすることもあれば、治療しながらお話しすることも多々あります。すべての方が完全に理解されるわけでもないと思いますが、プライム銀座の高澤が日ごろどのようなことを考えながら治療しているか、その一端でも知っていただくことができれば幸いです。
目の上のくぼみに関してお悩みの方はぜひご相談ください。また、本コラムの内容に不明な点などあれば、ご連絡いただければなるべく言葉を尽くしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(*)実際は電動ベッドですので、別に腹筋が疲れたりはしませんが、時間がかかるのがおそらく負担になっているのではないかと心配でした。
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