確率何パーセントとかじゃない！！「内出血のリスク」とは

確率何パーセントとかじゃない！！「内出血のリスク」とは更新日時 2019/03/03 12:34

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患者A

内出血が心配なんですけど、内出血しますか？

院長
高澤博和

内出血の予防のための工夫は凝らしています。ただし大変申し訳ないですが可能性はゼロではありませんとしか言えませんね。

患者A

じゃあじゃあ、何パーセントくらいですか？

院長
高澤博和

それは統計を取ったことがないのでわかりませんが、大体20か所刺したらひとつわずかに青くなるかな、という感覚ですね。ですがそれは直後の話であって、自宅に帰ってから少しずつ内出血が広がるというリスクはありますので、それを含めるとほぼ100％じゃないでしょうか。

患者A

100％って！？それって、普通なんですか？

院長
高澤博和

100％は逆にちょっと誇張していますが、そのくらいのつもりで治療に臨んでいただくべきだということではあります。治療前にあまり都合の良い想像はしないほうがいいと思います。スケジュールで特に影響しそうなことがないか確認していますか？

患者A

ない、です。でも内出血嫌だー。

院長
高澤博和

丁寧にやりますので、任せてください。

患者A

はい、よろしくお願いします。

内出血のリスクとは確立の問題ではなく、内出血した後の不都合のすべてです

　まず、内出血のリスクとは、内出血する確率のことではなく、内出血が結果として起こす可能性がある不都合なこと全て、を意味します。注入に関連する治療の時に内出血のリスクは、ゼロにならないという意味では避けられないものですが、リスクがどの程度か予測がつくことで、かなり気が楽になります。

　　内出血のリスクの個人差

　内出血のリスクが出血するかどうかではなくて、出血した場合に結果として起こる不都合のことだとしたら、内出血のリスクには相当の個人差があることになります。つまり、ちょっと血が出たくらいが逆に肌の調子よくなるぐらいだし、内出血のことを気にしたことがないという方には、内出血のリスクはほぼゼロということです。ある人にはメイクで隠すのがちょっと手間だな、という程度のリスクですし、ある人にはもうこのままでは誰にも会えない、という大きなリスクになるのです。

　そして内出血の可能性とそれに付随するリスクは、とにかく生きている人間に針を刺す時点でゼロではなくなります。針が血管に当たることで出血するので、当たらなければいいのですが、十分に注意を払っていたとしても、表面からは見えない血管に当たることがあります。

　　内出血のリスクを下げるために必要な対策

　上記のような内出血のリスクというものを理解していることを前提に、施術を受ける前に考えておくべきことは、ふたつです。
①　できるだけ出血しないような工夫がなされているか
②　①にもかかわらず出血したときに、不都合がないような対策ができているか

　①に関しては、ある程度任せておいてもらって大丈夫です。

　②に関しては、施術するところが少し青くなった場合のことを想定して事前にスケジュールの確認などの対策をしていただくことになります。メイクで隠せる程度、といつもひとくくりで言いますが、細かく言うと目の周囲やこめかみ、フェイスラインから首など肌の薄いところはわずかな内出血でも濃く見えやすく、メイクに一工夫必要な場合もあると思います。上下のまぶたは皮膚も薄いためにわずかな腫れが印象に与える影響が大きくなるためメイクしてもわずかに気になることがあるかもしれません。逆に、ほほなど肌の厚いところは出血しても大して青くならないし、腫れた感じも目立ちません。ですので、スケジュールが非常にタイトな場合には目立つ可能性のある目の周囲の処置を控えておくほうが無難です。

　　水光注射での内出血のリスク

　水光注射の場合には、「次の日にメイクでカバーすれば、普通に出勤できるレベル」とお伝えしています。さらに、当院で用いるBella Vita(ベラヴィータ)という機種は、深さの調整がデジタルで可能ですので、「前回大丈夫だった設定で続ける」ということが正確に行えますので、施術のたびごとに全然感じが違う、という不安も全くありません。

医師

少々当たり前すぎて拍子抜けする内容になって、申し訳ありませんが、参考になれば幸いです。

プライム銀座クリニック

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