プライム銀座クリニック

このクマは青クマと影クマのどっち？

　クマにいろいろ種類があるということについては、すでに多くの解説があるためご存じの方も多いです。ですがカウンセリングにお越しの際に、それらがどの程度あるのか正しく認識されている方は少ないです。モデルの会話のように、仰向けになって鏡をみると通常の部屋の照明の環境ですと影が消えてしまうので、青クマの要素だけを観察することができます。そこから起き上がってくるとその青クマに徐々に影クマが重なってくるのがわかると思います。その印象の変化が大きい場合は影クマの要素が強いと考えられます。ご自宅でも確認できるので、ぜひお試しください。　プライム銀座でご相談いただくほとんどの方は、影クマのほうが影響が大きい傾向があって、カウンセリングでは上記のような流れでお話しすることがごく一般的です。青クマの治療についてはその場でお伝えすることもありますが、さらに細かくて難しい話をしがちなので、本コラムでも割愛して別のコラムで触れることにします。

影クマには手術またはヒアルロン酸の注入

　影クマは基本的には眼窩脂肪のふくらみとその下の段差にできる影でできています。ですので段差をなくせば影クマはなくなります。効果やその後の経過を考えると手術一択なのですが、どうしても手術を受ける勇気が出ないとか、家族や周囲の人に反対されるとか、忙しくて現実的に数日～１週間のダウンタイムすら取れないとか、様々な理由で手術が受けられない場合に、注入での改善を試みることがあります。

　注入に際しては、これもベタで申し訳ないのですが、ヒアルロン酸の注入が第一選択です。ヒアルロン酸が「透ける」ことを心配する方がいらっしゃいますが、深いところの注入は大丈夫です。深いところへの注入である程度ボリュームが改善すると影がかなり小さくなるので、そこで満足ができればいいのですが、モデルの会話の方のようにシュミレーションした際に少し残る段差がどうしても気になる場合には、手術を再検討するか、深いところのヒアルロン酸に重ねて浅いところにコラーゲンの注入を使うことがあります。コラーゲンならあまり透けた感じにならず、表面もデコボコしにくいので目の下のディテールの調整に使うことが多いです。ですがそのような不確実な点の多い注入を定期的に受けるという手間とストレスを考えたとき、手術のほうがやっぱりいいなと考える方が多いです。

　そして最後にひとつアドバイスですが、ヒアルロン酸の注入をした後しばらくたって再注入が必要になったときに、何度も注入することをなくそうと考えて「溶けない・長持ちする」注入を安易に利用しようとする方がいらっしゃいます。ですが「溶かせない」注入は、深いところに注入するのはそれほどリスクはないですが、ヒアルロン酸のように溶解することができないので、注入後に不都合があった場合にすごく後悔します。ですので積極的に使うことは避けたほうがいいと思います。

　プライム銀座では目の下の影クマに対する治療を長年行う中で、手術の術式も独自の進化を遂げていて、GBプラスリフトという眼窩脂肪の移動術を専門的に行っています。目の下のふくらみ・たるみが気になる方はぜひプライム銀座の髙澤のカウンセリングにお越しください。