安心して受けられるヒアルロン酸注入によるクマ治療 更新日時 2019/04/10 16:29
読む時間の目安 5分~6分
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クマ治療で手術か、注射かで迷う人が多い
目の下のクマに関しては年代問わず多くの方からご相談を受けますが、冒頭のような会話はかなり典型的です。クマ治療はクマの種類や程度によって治療方針が全く異なります。治療後に後悔することのないよう、しっかり理解して治療に臨みたいものです。
目の下のクマの種類と選択すべき治療
まず、目の下のクマの種類と治療選択について基本的なことを知っているかどうかを確認してください。クマの分類はいろんなパターンがありますが、少なくとも以下の3つはだいたい共通しています。
①影クマ(黒クマ) ふくらみとへこみがあって、影ができるためにみえるクマ
- ヒアルロン酸注入で改善は可能
- 手術で眼窩脂肪周辺を適切に処理すると根本的な治療になる
②青クマ 目の下の皮膚が薄くて透けて青黒くみえるクマ
- PRP・ベビーコラーゲンなど皮膚の再生を促す治療がベター
- ヒアルロン酸注入はデメリット・リスクのほうが大きくお勧めではない
- 影クマの治療の手術後に改善しているケースも多い
③茶クマ 目の周囲の色素沈着の形がちょうどクマにみえる
- 色素沈着の原因となる生活上の習慣の改善がないと治療は困難
- 通常注入療法は適応しない
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目の下のヒアルロン酸注入の際に理解しておくべき特徴的なこと
- 眼窩脂肪のふくらみが強すぎると、注入で膨らませても影クマの改善は少しだけしか得られない
- 皮膚が薄いところに注入するため、でこぼこになったように感じられる場合がある
- 無色透明のヒアルロン酸が皮下組織に入ることで、より透けた感じに見える(青クマが悪化する)場合がある
以下ひとつずつ解説を加えます。
1.眼窩脂肪のふくらみが強すぎると、注入して膨らませても影クマの改善には限界がある
この点については治療効果についても事前に予測がつくことですので、あらかじめ確認をしたうえで治療を選択すべきです。ヒアルロン酸はそもそもフィラー(filler : 充填するもの)というジャンルの製剤で、皮下脂肪層などが「年々痩せてたるんできた」という場合にボリュームの補充として注入するものです。ですので「もともと脂肪がない・痩せてきてもいない」という個所への注入は本来の目的以外の使用になり、ヒアルロン酸注入で思うようにはふくらまない場合があります。これは技術の問題ではありません(正確には「とは限りません」)。治療効果の見込みが薄い場合には治療を受けていただく前にそのようにお伝えしますので、あらかじめご理解ください。
2.皮膚が薄いところに注入するため、でこぼこになったように感じられる場合がある
これはまあ、医師のウデの違いと言われてもしょうがないです。ただひとつだけ言い訳させてください。通常注入は図のように深いところに行います。
注入している最中に「あれ?期待したほどきれいに膨らんでこないゾ。」と思う時があります。支持靭帯と呼ばれる基本的な構造が、邪魔をするのです。事前にその可能性についても話していますので、そういう時には潔く撤退できればいいのですが、理解の乏しい方から「もうちょっと入れて(改善して)ほしい」と言われると、さらに少しずつ浅い層やまぶたの領域に注入していくことで改善を試みることになります。そうして浅い層に注入していくと徐々にでこぼこするリスクが高くなりますので、あらためてそういう風にお伝えはするのですが、なかなか理解が得られずに撤退の適切なタイミングを逃すと結果的に良くない状態になってしまいます。ですので治療者が注入しながらそういう風に考えているということは理解しておいて欲しいです。少なくとも、治療者が撤退を示唆した時に感情的にならず冷静に判断していただくようにお願いします。
で、不運にももしでこぼこになったと感じられた場合には、最初の2週間以内であればよく揉んでなじませることで解決する場合がほとんどです。注入後ある程度の時間を経てでこぼこが気になるケースは、表情筋の筋肉の繰り返す動きによってできた偏りの可能性があります。揉んでなじまない場合にはヒアルロニダーゼの注射でいったん溶かして後日再注入、という手間をかける必要がありますので事前にご理解ください。
③無色透明のヒアルロン酸が皮下組織に入ることで、より透けた感じに見える(青クマが悪化する)場合がある
まぶた領域やその付近の皮膚の薄いところにヒアルロン酸の注入を行うと青クマが悪化することがあります。これは、治療に入る前にその可能性については理解いただきます。ヒアルロン酸の注入後にもし悪化したように感じた場合には、あらためて目の下の皮膚の再生治療などを検討するか、どうしても不都合な場合にはヒアルロニダーゼの注射で溶解することがあります。
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